[3H_PL01] リスク情報活用のための標準の整備と活用
2020年4月より新しい検査制度が開始されている。これは規制の検査と事業者の自主的安全性向上の取り組みの両輪がうまく合致して進むべき仕組みである。学協会の規格・標準は、3学協会(原子力学会、機械学会、電気協会)を中心に20年にわたり整備活用されてきた。しかし、リスクインフォームドアプローチの本質的な進展による原子力施設のこれからの安全性向上を目指して、多様なことに取り組んでいく事業者の活動を活性化することが必要である。そのために、世界の新知見を広く反映した学協会規格が整備されこれらの活動に貢献できることを民間ガイドラインなどの活用も含めて議論する。