2021年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[3K01-06] 高速炉リサイクル

2021年3月19日(金) 10:15 〜 12:00 K会場 (Zoomルーム11)

座長:黒崎 健 (京大)

10:15 〜 10:30

[3K01] マイナーアクチニド含有低除染燃料による高速炉リサイクルの実証研究

(1)研究計画

*加藤 正人1、宇埜 正美2、有馬 立身3 (1. JAEA、2. 福井大学、3. 九州大学)

キーワード:高速炉リサイクル、マイナーアクチニド、低除染燃料

高レベル廃棄物減容・有害度低減を達成するために、マイナーアクチニド含有低除染燃料を用いた高速炉リサイクル技術の開発を行う。本研究では、燃料技術に関する研究開発に焦点をあて、常陽の照射済み燃料を再処理及びマイナーアクチニド回収によって得られた硝酸溶液を出発原料として研究を展開する。研究開発は、(1)脱硝技術、(2)遠隔燃料製造技術、(3)基礎物性と燃料設計、(4)分析技術開発とマイナーアクチニドの核変換評価、(5)照射後試験技術、及び(6)TREATによる過渡照射試験から構成される。これらの研究開発を通して、マイナーアクチニド含有低除染燃料の常陽での定常照射試験の基盤を構築し、将来の実用化に向けて燃料技術の成立性を実証することを目標とする。