2021年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[3K01-06] 高速炉リサイクル

2021年3月19日(金) 10:15 〜 12:00 K会場 (Zoomルーム11)

座長:黒崎 健 (京大)

11:30 〜 11:45

[3K06] マイナーアクチニド含有低除染燃料による高速炉リサイクルの実証研究

(6)照射済MOX燃料を用いたTREATでのARES-MOX過渡照射試験計画

*小澤 隆之1、廣岡 瞬1、加藤 正人1、Trevor J. Smuin2、Colby B. Jensen2、Nicolas E. Woolstenhulme2、Daniel M. Wachs2 (1. JAEA、2. アイダホ国立研究所)

キーワード:照射済MOX燃料、高燃焼度、過渡照射試験、TREAT

日米協力の下、1989年から1994年までEBR-IIで行ったSPA-2照射試験の試験燃料のうち、現在のINLにおいて保管してある照射済MOX燃料を用いたTREATでのARES-MOX過渡照射試験を計画している。EBR-IIでの照射試験で最高燃焼度約130GWd/tに達した照射済MOX燃料中には約10wt.%の固体FPが蓄積された状態となっている。本計画では、高燃焼度中空MOX燃料のFCMI破損限界に係る貴重なデータだけでなく、過渡時におけるFP挙動に係る知見を得ることを目的としている。本稿では、試験の概要やスケジュール、試験燃料とする照射済MOX燃料の挙動解析結果から期待される成果等、ARES-MOX試験計画の全貌について紹介する。