2021年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[3K07-10] 高速炉燃料開発

2021年3月19日(金) 14:45 〜 15:55 K会場 (Zoomルーム11)

座長:有馬 立身 (九大)

15:15 〜 15:30

[3K09] 軽水冷却高速炉の開発

(5)高富化度燃料ペレットの焼結試験-1

*森本 恭一1、渡部 雅1、加藤 正人1、日野 哲士2 (1. JAEA、2. 日立GE)

キーワード:軽水冷却高速炉、多重リサイクル、高富化度燃料、焼結

燃料棒の稠密配置とBWRにおける冷却水の沸騰事象を組み合わせた軽水による高速炉の開発が進められている。本開発の目的は、短中期的には既存BWRの燃料集合体等の変更により従来よりも多くのPuを装荷できる炉心とし、分離済みPuの蓄積を抑制すること、長期的にはPu及びMAの多重リサイクルを実現し、資源有効利用と高レベル放射性廃棄物減容・有害度低減に寄与することである。
 本研究では、この開発の一環としてPu含有量が40%を超える高富化度燃料ペレットの焼結試験を開始した。今回はUO2及びPuO2の原料粉末を用いてPu含有率が30、50、70%となるように調整した混合粉末を準備し、酸素分圧を制御した雰囲気においてそれぞれの試料の焼結試験を実施、評価した。