2021年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[3M09-15] 環境動態

2021年3月19日(金) 14:45 〜 16:45 M会場 (Zoomルーム13)

座長:吉田 浩子 (東北大)

15:15 〜 15:30

[3M11] 赤城大沼における放射性セシウムの動態解明

(2)底質におけるセシウムの存在状態解析

*松浦 治明1、長橋 孝将1、坂下 航輝1、熊谷 尚人1、野原 精一2、岡田 往子1 (1. 東京都市大、2. 国環研)

キーワード:赤城大沼、放射性セシウム、湖底質、広域X線吸収微細構造、X線回折

赤城大沼での放射性セシウムの減衰が下げ止まっている要因として、湖底質からの再溶出の可能性が疑われたため、その湖底質へのセシウムの吸着状態を解明する目的で、安定同位体のセシウムを用い種々の条件下で吸着させた試料のEXAFS構造解析を行った。群馬県の他の湖沼の湖底質を用いた同解析とX線回折結果から、赤城大沼の底質は粘土鉱物をほとんど含まないにも関わらず、セシウムと湖底質との構造の相関が認められ、その構造的な特異性が明らかとなった。