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[3M13] 福島県沖でのトリチウム放射能濃度およびその挙動
キーワード:トリチウム、福島第一原子力発電所、海水、魚、河川
2014年に福島第一原発(FNPP1)近傍を除く福島沿岸でのトリチウム放射能濃度は90 Bq m-3から175 Bq m-3の範囲であり、FNPP1事故以前の福島沿岸でのトリチウム放射能濃度より低かった。トリチウム放射能濃度は、FNPP1近傍で最大でありその北と南側では類似していたが、137Cs放射能濃度はFNPP1の北の観測点で低く、FNPP1の南の観測点で高かった。これは、トリチウムのソースは福島第一原発およびその南北の河川であることを示唆している。