2022年春の年会

出展者情報

宇宙航空研究開発機構

宇宙航空研究開発機構

静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)は、
静電気力で試料を炉内で浮遊させながら、非接触で加熱、冷却することができる装置です。試料を保持する容器が不要なため、融点が3,000℃にもなるような高融点材料でも、高純度を保ちながら容易に溶融することが可能です。これにより、高精度かつ広い温度領域で熱物性値(粘性、密度、表面張力)を取得することが可能です。
静電浮遊炉は、これまで超高温領域での材料研究や材料開発を目的として、国内外の大学、企業の皆様にご利用頂いております。高融点の材料でも容易に加熱溶融状態にすることができるため、原子力分野への応用が見込まれます。例えば、原子炉で起こる超高温反応のシミュレーションに必要な熱物性値を取得できる可能性があります。

静電浮遊炉(ELF)を使用した高精度熱物性測定のご紹介
対象物:
導電性材料、絶縁体材料の両方について、超高温(1,000~3,000℃程度)の温度領域における熱物性データを取得することが可能です。

サービスの特徴:
JAXAは地上用と「きぼう」日本実験棟に設置された宇宙用の静電浮遊炉を所有しており、使用する試料によって使い分けています。地上および宇宙の静電浮遊炉を用いた高精度熱物性測定の依頼を承っておりますが、一部測定できない試料等もありますので、まずはご相談ください。
 

【実験サービス】サービス概要や装置スペック、プロジェクトの流れなどについてご紹介します。
静電浮遊炉(ELF)を使用した高精度熱物性測

【装置紹介】画像やビデオで実験装置をご紹介します。

 物体が浮遊する様子


 装置紹介(2:27)

 JAXA実験室紹介~静電浮遊炉(3:26)

【ポスター】静電浮遊炉(ELF)を使用した高精度熱物性測定

【パンフレット】「きぼう」利用サービス紹介2:高融点材料の物性測定と新材料創生

【ご案内】有償利用制度のご説明やご相談・お問い合わせについて
有償利用の紹介
ご相談・お問い合わせ
オンライン個別相談【受付中】
オンラインでの個別相談会を実施します。研究テーマ等に関する具体的なご質問はもちろん、「宇宙実験のノウハウが無い」「宇宙環境でどんなことができるのか分からない」という方でも、アイデア段階のビジネス検討のご相談でも結構です。ぜひこの機会を活用して、JAXA「きぼう」利用プロジェクト担当へお気軽にご相談ください。