2022年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 305-1 計算科学技術

[1B01-05] 先端シミュレーション

2022年3月16日(水) 09:30 〜 10:55 B会場

座長:岩田 順敬 (関西大)

09:45 〜 10:00

[1B02] 格子ボルツマン法に基づく乱流計算に対するアンサンブルデータ同化の実装

*長谷川 雄太1、小野寺 直幸1、朝比 祐一1、井戸村 泰宏1 (1. JAEA)

キーワード:アンサンブルデータ同化、格子ボルツマン法、局所アンサンブル変換カルマンフィルタ

格子ボルツマン法に基づく乱流計算に対して、アンサンブルデータ同化の一手法である局所アンサンブル変換カルマンフィルタ(LETKF)を実装した。計算コードはGPUで実装しており、格子ボルツマン法の実装にはCUDAを、LETKFの行列演算および固有値分解の実装にはcuBLASおよびcuSolverライブラリを用いた。
実装したコードを用いて2次元等方性乱流を対象としたデータ同化実験を行った。より単純なデータ同化モデルであるナッジングとの比較を行い、LETKFがナッジングよりも高い精度を示すことを確認した。