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[1D03] 熔融塩炉FUJIの日負荷追従特性
キーワード:熔融塩炉、FUJI、日負荷追従運転、DYMOSコード
熔融塩炉は負荷追従運転性に優れているとされているが、実際の日負荷追従運転時の挙動は最近まで評価されてこなかった。今般、熔融塩炉用過渡解析コードDYMOSの検証を進めており、米国実験炉MSREでの実験結果と比較的良い一致を示すことを確認した。そこで、本コードを使用して、熔融塩炉FUJIの日負荷追従運転を模擬した。本コードは、熔融塩炉プラントをモデル化したもので、炉心は一点近似の動特性方程式を適用し、熱交換器、蒸気発生器、発電設備と繋がっている。
解析の結果、100%⇔50%(14-1-8-1時間)の大幅な日負荷追従運転に対し、制御棒操作をせずに、燃料塩流量を上下させることにより、実施が可能なことを示すことができた。なお、熔融塩炉では運転中のキセノン変化の影響が殆どないので、流量変化パターンはシンプルである。
解析の結果、100%⇔50%(14-1-8-1時間)の大幅な日負荷追従運転に対し、制御棒操作をせずに、燃料塩流量を上下させることにより、実施が可能なことを示すことができた。なお、熔融塩炉では運転中のキセノン変化の影響が殆どないので、流量変化パターンはシンプルである。