2022年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-3 研究炉,中性子応用

[1D14-16] 医用RI生成2

2022年3月16日(水) 15:50 〜 16:40 D会場

座長:芳原 新也 (近大)

15:50 〜 16:05

[1D14] 国内の原子力インフラを活用した医用RIの自給技術確立に向けた研究開発

(5)高速実験炉「常陽」を用いたAc-225製造

*佐野 亜々留1、前田 茂貴1、板垣 亘1、佐々木 新治1、佐々木 悠人2、高木 直行2 (1. JAEA、2. 東京都市大)

キーワード:医療用RI、Ac-225、常陽

Ac-225は医薬品向けα放出核種として注目されており、今後需要が増えることが見込まれる。創薬分野の研究開発のみならず経済安全保障の観点でも国産化が急務である。
本研究では、Ac-225製造の技術基盤を確立するため、解析による高速実験炉「常陽」でのAc-225製造量評価と、「常陽」から隣接するPIE施設に照射されたターゲットを輸送するために使用される既設設備の改良の概念設計を実施した。実際の医薬品原料として供給できる製造量を確認した結果を報告する。