10:15 〜 10:30
[1E02] Multi-Physicsモデリングによる福島2・3号機ペデスタル燃料デブリ深さ方向の性状同定
(12)2号機、3号機におけるデブリのペデスタル移行履歴の検討
キーワード:原子炉過酷事故、福島第一原発廃炉
事故時のプラントデータ分析、内部調査結果の分析、及び多様な解析評価に基づき、2号機、3号機における燃料デブリのペデスタルへの流出挙動を評価した。
内部調査の結果より、ペデスタル移行物質には、溶融金属が主体と推定される①「先行流出物」のようなもの、生コン程度の粘性を有すると推定される②「燃料デブリ」のようなものその1、酸化物主体で高粘性を有すると推定される③「燃料デブリ」のようなものその2、が含まれることを示した。
解析評価の結果を総合し、2号機では、①と②が2時間前後で、3号機では①~③が7時間前後でペデスタルへと流出したものと推定した。
事故後のミュオン測定や事故時の温度データの分析に基づき、2号機では酸化物主体のデブリが主に圧力容器内に残留したのに対して、3号機では酸化物を含む大部分の燃料デブリがペデスタルへと流出したものと推定した。
内部調査の結果より、ペデスタル移行物質には、溶融金属が主体と推定される①「先行流出物」のようなもの、生コン程度の粘性を有すると推定される②「燃料デブリ」のようなものその1、酸化物主体で高粘性を有すると推定される③「燃料デブリ」のようなものその2、が含まれることを示した。
解析評価の結果を総合し、2号機では、①と②が2時間前後で、3号機では①~③が7時間前後でペデスタルへと流出したものと推定した。
事故後のミュオン測定や事故時の温度データの分析に基づき、2号機では酸化物主体のデブリが主に圧力容器内に残留したのに対して、3号機では酸化物を含む大部分の燃料デブリがペデスタルへと流出したものと推定した。