2022年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1E13-16] スクラビング

2022年3月16日(水) 16:15 〜 17:30 E会場

座長:高木 俊弥 (INSS)

16:45 〜 17:00

[1E15] ベンチュリスクラバにおける気液二相流挙動とエアロゾル粒子挙動の予測手法の開発

上澤 伸一郎1、堀口 直樹1、柴田 光彦1、*吉田 啓之1 (1. JAEA)

キーワード:数値解析、TPFIT、可視化計測、ベンチュリスクラバ、フィルタ付ベント

フィルタ付ベントシステムの1つであるベンチュリスクラバは、ベンチュリ喉部にある細孔からスクラビング水を自吸し、ガス流中に微小液滴として噴霧することで、放射性エアロゾル粒子を効率的に捕集できる装置である。本装置の性能は、実際に想定される条件のもとで、実機の同等の装置を用いて実施した定常試験により総合的に評価されている。しかし、その捕集機構については十分に把握されておらず、このため、試験条件の外挿性や、時間的に条件が変化する際の性能評価などに対して課題が残されている。そこで原子力機構では、ベンチュリスクラバ内の二相流挙動と捕集性能を、機構論的に予測できる解析手法の開発を進めている。本発表では、開発した数値解析手法について報告するとともに、妥当性検証データ取得のために実施したベンチュリスクラバ内の気液二相流挙動可視化試験について報告する。