2022年春の年会

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一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-3 原子炉設計,原子力発電所の建設と検査,耐震性,原子力船

[1F01-06] 原子炉機器設計の最新技術

2022年3月16日(水) 10:15 〜 12:00 F会場

座長:石橋 文彦 (東芝ESS)

10:45 〜 11:00

[1F03] 鋼板とコンクリートの付着特性が隔壁方式の鋼板コンクリート構造物の力学的挙動に与える影響

*日比野 憲太1、橋本 紀彦2、藤原 啓太1、高松 直丘1 (1. 規制庁、2. CTC)

キーワード:鋼板コンクリート構造、隔壁方式、付着特性、有限要素法解析

既設の原子力施設の地震リスクを評価するには、過去に経験した地震の影響にも着目し、その設備の設計基準地震動を超える領域までの耐震性を明らかにする必要がある。本研究は、原子炉本体基礎の復元力特性、特に複数回の繰り返し地震の影響を考慮した履歴特性を把握するための基礎的研究として、その構造形式の一つである隔壁方式の鋼板コンクリート構造物に着目し、それを構成する鋼板と充填コンクリートの付着特性の違いが、その力学的挙動に与える影響の把握を解析的に試みたものである。本研究の結果から、鋼板と充填コンクリート間の付着特性、すなわち、これらの構造体としての一体性が、その曲げ及びせん断抵抗に大きな影響を及ぼすことが分かった。