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[1G05] 国内新設原子力発電所の安全要件とその成立可能性に関する研究(その1:必要性と研究計画)
キーワード:新設原子力発電所、安全要件、被ばく、避難、リスク、周辺住民
第6次エネルギー基本計画では、新型原子炉の研究開発を進めることとされている。その一方で、原子力発電に対する不安感などにより社会的な信頼は十分に獲得されておらず、再稼働は進めるものの、新設原子力発電所については言及できない状況である。 国際・国内的に「安全とは、許容不可能なリスクがないこと」と定義されている。しかし、リスクの正確な評価は不可能であり、社会が許容可能なリスクを決めているとは言い難いことから、設計者によるリスクに基づく安全の定義とそれを達成する方法論に加え、周辺住民視点の安全の定義、それを達成するためのリスクを用いない方法論が必要である。この課題を解決するための研究計画を提示する。 周辺住民にとっての安全を定義し、それを達成するための方法論が確立されれば、新設原子力発電所の社会的受容性が高まることが期待できる。