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[1H06] 廃棄物処分の環境影響を基点とした原子力システム研究
(6)簡素化MA分離によるMOX燃料由来のガラス固化体の処分場面積および被ばく線量への影響評価
キーワード:原子力システム、核燃料サイクル、MOX燃料、地層処分、核種移行、人間侵入、被ばく線量
廃棄物処分の環境影響の視点から実現可能な負荷低減方策を評価、提示する分野横断的研究手法の構築は、未来型原子力システムの廃棄物を基点とする最適化やオプション研究の準備となる。本研究では、多様な核燃料サイクル条件の内、軽水炉MOX燃料に着目した。使用済MOX燃料は、従来の廃棄物に比べ発熱性の高いマイナーアクチニド(MA)が多く含まれており、最終処分の際にガラス固化体発生本数や処分場面積の増加が懸念される。そこで、地層処分の環境負荷を起点とする新たな観点で設定したMA分離目標(簡素化MA分離)の効果について、処分場面積および地下水シナリオ、人間侵入シナリオによる被ばく線量の観点で評価した。