[1I01-08] シビアアクシデント・FP有効利用

[1I04] 福島第一原子力発電所の原子炉格納容器内等で採取された試料の分析

(7)オペフロを含むPCV近傍で採取されたU含有粒子の形成過程の検討

*溝上 暢人¹、平井 睦¹、鈴木 晶大²、佐々木 新治^3,4、大西 貴士^3,4、多木 寛^3,4、仲吉 彬^3,4、佐藤 拓未^3,4、山下 拓哉^3,4、間所 寛^3,4 (1. 東電HD、2. NFD、3. JAEA、4. IRID)

キーワード：福島第一原子力発電所事故、ウラン含有粒子、TEM/EDS

福島第一原子力発電所では廃炉作業の進捗に伴い、1～3号機原子炉格納容器（PCV）内部や関連設備から試料が採取され、燃料デブリ分布や核分裂生成物（FP）の化学的特性に関する検討など、廃炉に役立つ知見を得ることを目的に詳細な分析を進めている。1号機X-2ペネトレーション内の堆積物では、単斜晶のZrO₂の存在が確認されており、粒子が生成した際の冷却速度推定などに活用しうる特徴的な分析結果が得られている。これら粒子の形成過程を検討した。