2022年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-1 基礎物性

[1I01-08] シビアアクシデント・FP有効利用

2022年3月16日(水) 09:45 〜 12:00 I会場

座長:松村 哲夫 (東海大)

10:45 〜 11:00

[1I05] 福島第一原子力発電所の原子炉格納容器内等で採取された試料の分析

(8)PCVから放出された放射性粒子の形成過程の検討

*平井 睦1、溝上 暢人1、鈴木 晶大3、佐々木 新治2,4、大西 貴士2,4、多木 寛2,4、佐藤 拓未2,4、池内 宏知2,4、伊東 賢一1、溝上 伸也1 (1. 東電HD、2. JAEA、3. NFD、4. IRID)

キーワード:福島第一原子力発電所事故、TEM/EDS、放射性粒子、形成過程

福島第一原子力発電所では廃炉作業の進捗に伴い、1~3号機原子炉格納容器内部や関連設備から試料が採取され、燃料デブリ分布や核分裂生成物の化学的特性に関する検討など、廃炉に役立つ知見を得ることを目的に詳細な分析を進めている。ここでは、2号機および3号機トーラス室滞留水濾過物、並びに1/2号機SGTS配管内部拭取りスミア試料について分析を行い、放射性粒子の形成過程について検討した。その結果、滞留水中のα粒子は安定な立方晶ウラン酸化物であることが示された。また、形成雰囲気について考察した。