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[1K06] 高レベル放射性廃棄物中の不溶解残渣(白金族合金)の酸化・蒸発挙動における速度論的評価
キーワード:再処理、白金族合金、酸化・蒸発、反応速度論
高レベル放射性廃棄物に含まれる白金族合金のガラス固化プロセスにおける廃液組成変動による影響確認のため模擬白金族合金を作製し、酸化・蒸発挙動の速度論的評価を行った。 再処理分離工程で核分裂生成物などの放射性廃棄物は、ガラス固化のうえ、地層処分に供される予定である。ガラス溶融炉では、白金族元素が微粒子合金としてガラスの組織に取り込まれずに存在しており、溶融炉内の底部の電極部への沈殿など、ガラス固化プロセスに様々な影響を与えるとされている。 そこで本研究では、模擬白金族合金を作製し、合金の酸化・蒸発挙動の微視的メカニズムを詳細に検討することを目的として、作製した合金の加熱試験を行い、加熱後合金断面の冶金学的観察と酸化量(酸化被膜厚さや重量増加)から酸化速度を評価した。 本研究は、経済産業省資源エネルギー庁「令和3年度放射性廃棄物の減容化に向けたガラス固化技術の基盤研究事業」の成果の一部である。