2022年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[1K14-18] 安定化・固定化

2022年3月16日(水) 16:00 〜 17:30 K会場

座長:秋山 大輔 (東北大)

17:00 〜 17:15

[1K18] 放射性廃棄物封じ込めのための常温養生ジオポリマーの開発

(4)放射線環境下での溶出挙動

*木下 哲一1、中島 均1、依田 侑也1、浅田 素之1、佐々木 勇気1、鳥居 和敬1、稲垣 誠2、関本 俊2、末木 啓介3、坂口 綾3 (1. 清水建設、2. 京都大、3. 筑波大)

キーワード:放射線環境、溶出率、ジオポリマー、アルカリ濃度

ジオポリマーはアルカリ溶液とフライアッシュ、高炉スラグ等を練り混ぜた固化体で、セメントに替わる材料として放射性廃棄物の封じ込めへの利用が期待されている。実際の放射性廃棄物を固化したときの封じ込め性能を評価するため、環境レベルから15Gy/hまでの線量下におけるSrとCsの溶出率を測定した。試料には、模擬廃棄物としての都市ゴミ焼却灰、1-5MのNaOH溶液、フライアッシュ、高炉スラグを練り混ぜて作成したジオポリマーを用いた。線量率と溶出率の関係、溶出率のNaOH溶液濃度や分配係数との関係を報告する。