2022年春の年会

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一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[1L09-13] トリチウム増殖材,被覆技術

2022年3月16日(水) 14:45 〜 16:15 L会場

座長:小林 真 (核融合研)

14:45 〜 15:00

[1L09] 種々の曝露雰囲気における固形・粉末(状)Li2ZrO3試料のCO₂吸収特性

*冨浪 洸亮1、平野 晃大1、壷井 裕気1、谷池 晃1、古山 雄一1 (1. 神戸大)

キーワード:Li₂ZrO₃、CO₂吸収特性、NRBS分析、重量測定

Li2ZrO3はブランケット候補材料であり、室温でCO2を吸収することが報告されている。Li2ZrO3がCO2を吸収すると、表面近傍での組成が変化してしまうため、ブランケット材料の役割でもあるトリチウムの回収効率が低下する可能性がある。しかし、Li2ZrO3のCO2吸収現象には不明点が多いため、基礎研究が必要となる。そこで、本研究ではLi2ZrO3のCO2吸収特性を評価する。作製した低・中密度の固形Li2ZrO3試料およびこれらを粉砕して作製した粉末試料を乾燥CO2ガス、乾燥空気、湿潤空気等にそれぞれ曝露し、これらの試料に対して非ラザフォード後方散乱分光法(NRBS)および重量測定を用いた実験を行った。NRBSから試料表面近傍の炭素面密度を求め、それをCO2吸収量として、重量測定から重量増加分を試料全体のCO2吸収量として評価した。固形および粉末試料の試料表面近傍および試料全体のCO2吸収量を比較することでCO2吸収特性をより詳しく調べた。