2022年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[2A16-21] 不確かさ解析,核分裂収率・崩壊データ

2022年3月17日(木) 16:25 〜 18:00 A会場

座長:中山 梓介 (JAEA)

17:10 〜 17:25

[2A19] 原子核反応コードTALYSを用いた核分裂生成物収率及び核分裂に関連する物理量の計算

(1)統計崩壊から独立収率まで

*藤尾 和樹1、奥村 森2、Arjan Koning2、千葉 敏1 (1. 東工大、2. IAEA)

キーワード:Hauser-Feshbach統計崩壊理論、核分裂収率、即発中性子多重度及びエネルギースペクトル

原子核反応計算コードTALYSを用い、核分裂生成物独立収率をはじめとする核分裂に関連する物理量を計算した。複数の異なるモデルにより生成された核分裂片を特徴づけるY(Z, A, Eex, Jπ)をインプットとして、核分裂片の脱励起計算にHauser-Feshbach統計崩壊理論を適用した。
演題(1)では、核分裂片Y(Z, A, Eex, Jπ)の定義を説明し、TALYSを用いて計算した入射エネルギー5MeVまでの核分裂生成物独立収率及び関連する物理量を実験値及び評価済みデータと比較する。