[2B01-05] Application of Neutron Source and Target development

[2B03] Measurement of DD neutron field characteristics for OKTAVIAN

*Hikaru Matsunaga¹, Shingo Tamaki¹, Fuminobu Sato¹, Isao Murata¹ (1. Division of Sustainable and Energy and Environment Engineering, Graduate School of Engineering, Osaka University)

Keywords:DD neutron, standardization, OKTAVIAN, Foil Activation Method, angular distribution

中性子を用いた実験の実験値を正確に評価するためには，中性子強度や中性子分布，エネルギーなどの特性が十分に評価された標準中性子場が必要である．しかし，大阪大学OKTAVIANはDT・DD中性子を照射可能な装置であるが，この装置で照射するDD中性子場ではそれらの特性が十分評価されていない．そこで本研究では，OKTAVIANで照射するDD中性子場を標準中性子場として評価・整備することを目的に，箔放射化法を用いてOKTAVIANによって照射されるDD中性子の強度角度分布を測定した．本研究では放射化箔検出器としてIn箔を用いて，0~150度まで15度間隔に箔を設置し，DD中性子強度の角度分布測定実験を行った．その結果，Drosg-2000で計算した角度分布の理論値と計測結果がよく一致しており，高い精度で中性子強度の角度分布を評価することができた．今後はOKTAVIANにおけるDD中性子場のエネルギースペクトルについて測定手法の検討，及び測定を行う予定である．