[2B13-19] 原子炉測定および核物質探査2

[2B13] 核･放射性物質検知のためのプラスチックシンチレーターを用いた中性子検出器開発

*持丸 貴則¹、髙橋 時音¹、小泉 光生¹、弘中 浩太¹、加藤 圭吾¹、山西 弘城²、若林 源一郎² (1. 日本原子力研究開発機構、2. 近畿大学原子力研究所)

キーワード：中性子検出器、波形弁別、放射線検知、核セキュリティ

日本原子力研究開発機構では、文部科学省核セキュリティ強化等補助事業の下、広域における放射性物質検知技術開発を進めている。本プロジェクトでは、大規模公共イベント等において、核・放射性物質を用いたテロ行為等を未然に防ぐため、イベント会場及びその周辺にわたって放射線環境をモニタリングし、核・放射性物質を迅速に検知するための技術開発を進めている。その一環として、出力波形によってガンマ線と中性子を弁別可能なプラスチックシンチレーターを使用した中性子検出器開発を行っている。本発表では、近畿大学原子力研究所において実施した、複数のプラスチックシンチレーターを組み合わせて移動させた際の計数率の変化から、PuBe線源の方向を推定する基礎試験について報告する。