2022年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 203-2 ビーム利用・ビーム計測・ターゲット

[2C01-04] 放射線化学

2022年3月17日(木) 14:45 〜 16:00 C会場

座長:室屋 裕佐 (阪大)

15:15 〜 15:30

[2C03] ポリスチレンの正電荷非局在性へのパルスラジオリシスおよびシミュレーションによるアプローチ

*岡本 一将1、山本 洋揮1,2、古澤 孝弘1 (1. 阪大、2. QST)

キーワード:量子ビーム利用、パルスラジオリシス、ポリスチレン

ポリスチレン上の正電荷の非局在性は報告されて数十年来、隣接するベンゼン環間のダイマーラジカルカチオン形成が起きるとされてきたがその詳細はいまだに明らかにされていない。そこで本研究では、ポリスチレンおよびポリスチレンとポリメタクリル酸メチルの共重合体のパルスラジオリシスおよび量子化学計算を用いて、ポリスチレン中のダイマー以上の正電荷の広がりについて検討を行った。