2022年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2D10-13] 解析手法開発2

2022年3月17日(木) 15:55 〜 17:05 D会場

座長:竹田 敏 (阪大)

16:10 〜 16:25

[2D11] 二次元多群炉心体系におけるDF-MC法による固有値計算の検証

*大島 吉貴1、遠藤 知弘1、山本 章夫1、相澤 直人2 (1. 名大、2. 東北大)

キーワード:多群モンテカルロ法、even-parity不連続因子、weight cancellation、KAIST-2Aベンチマーク問題

領域毎even-parity不連続因子を適用した多群モンテカルロ法(DF-MC法)を固有値計算に拡張し検証計算を実施した。本手法では負のウエイトが現れるため、核分裂源規格化の前にweight cancellationを行い、数値的不安定性を回避している。KAIST-2Aベンチマーク問題のピンセル均質体系および集合体均質体系による検証計算の結果、DF-MC計算はeven-parity不連続因子を適用した均質MOC計算とよく一致した。