2022年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2E05-08] 数値解析

2022年3月17日(木) 10:45 〜 12:00 E会場

座長:伊藤 啓 (京大)

11:00 〜 11:15

[2E06] TRACEコード及びCTFコードによる部分長燃料棒を模擬した5x5バンドル沸騰二相流の実験解析

*大川 理一郎1、古谷 正裕1、宇井 淳1、新井 崇洋1、飯山 継正1、植田 翔多1、白川 健悦1 (1. 電中研)

キーワード:TRACEコード、CTFコード、BWR燃料集合体、部分長燃料棒、沸騰二相流、ボイド率

BWRの燃料集合体は燃料棒の細密化と共に部分長燃料棒やウォーターロッド等の装備に伴い構造が複雑化・非均一化の傾向にあり、内部の冷却材流動を多次元的に理解することが重要である。当所では、高温高圧条件下での実験が可能な軽水炉三次元熱流動実験設備(SIRIUS-3D)と加速器駆動X線CTを用い、BWR燃料集合体を模擬した5×5バンドル体系の沸騰実験を実施している。そのうち、部分長燃料棒を模擬した非均一構造のバンドルを用いた実験を対象として、システム解析コードTRACE及びサブチャンネル解析コードCTFを用いて再現解析を実施し、バンドル内ボイド率の多次元的分布に着目して実験結果との比較や解析コードの特性の違いについて検討を行った。