2022年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2E15-19] 熱流動実験

2022年3月17日(木) 16:30 〜 18:00 E会場

座長:吉田 啓之 (JAEA)

16:30 〜 16:45

[2E15] ハニカム多孔体を用いた水電解の高電流密度化

*韋 雪淞1、柿本 拓巳1、森 昌司1、稲垣 博光2 (1. 九州大学、2. 中部電力株式会社)

キーワード:アルカリ水電解、限界電流密度、電気貯蔵技術、ハニカム多孔質体、限界熱流束

世界のエネルギー消費量が年々増加し、地球温暖化の対策が急務である。そこで原子力発電は、化石燃料資源の節約、温暖化対策に大きな役割を果たすことが期待されている。特に最近原子力で発電した電気で水電解により、水素を生成し、貯蔵することが考えられている。その水電解の装置は、電極面積が初期コストに大きく影響を与えるので、電流密度をできるだけ高くし必要な電極面積を小さくしたいというニーズがある。そこで、我々はこれまで超高熱流束冷却に成功したハニカム多孔質体を水電解の電極表面に設置することにより、水素生成の限界電流密度が向上するかどうかについて実験を行った。