2022年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2F04-08] 放射線管理

2022年3月17日(木) 10:30 〜 12:00 F会場

座長:山澤 弘実 (名大)

10:45 〜 11:00

[2F05] 全面マスク用マグネット固定方式メガネの考案

*田村 健1、周治 愛之1、平野 宏志1、立原 丈二1、小野 洋輔1、庄司 博行1、川崎 位1 (1. JAEA)

キーワード:放射線防護、放射線管理、呼吸保護具、内部被ばく防護、メガネ、全面マスク

作業者の内部被ばく防護のために使用する全面マスクは、顔面全体を密着性の高い面体で覆うことでマスク内の気密を担保する構造であるが、不適切な着用により内部被ばく事例が発生することがある。特に、作業者がメガネを使用する場合、顔面と面体の間にテンプル(耳にかける部分)による隙間ができ汚染を吸引する危険性が高まることから、マスクメーカーは面体内側に取り付ける専用の視力矯正用メガネを提供しているが、度数には限りがあるため、作業者の視力によっては全面マスクを用いる作業に従事できない、従事できても眼精疲労が安全面に影響を及ぼすことなどが懸念される。また、この視力矯正用メガネはマスクの型式ごとのオプション扱いであるため、型式変更等への柔軟な対応が困難であった。 そこで、マグネット固定により多様な型式の全面マスクに対応できるメガネを開発することで、メガネを使用する全面マスク作業者の安全性向上を実現した。