2022年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2F04-08] 放射線管理

2022年3月17日(木) 10:30 〜 12:00 F会場

座長:山澤 弘実 (名大)

11:15 〜 11:30

[2F07] 国際放射線防護委員会による職業人の放射性核種摂取に関する刊行物の分析

*高橋 史明1、真辺 健太郎1、佐藤 薫1 (1. 原子力機構)

キーワード:国際放射線防護委員会、放射性核種、職業被ばく、内部被ばく線量評価、刊行物

現在、国内における内部被ばく防護の基準値は、国際放射線防護委員会(ICRP)の1990年勧告に準拠した線量評価で用いるデータに基づいて定められている。一方で、ICRPの最新の基本勧告となる2007年勧告を、国内の規制へ取り入れる検討も進められている。2021年12月現在、ICRPは職業被ばくにおける主要28元素、ランタノイド・アクチノイド元素の摂取に対して、2007年勧告に準拠した線量評価に用いるデータ等を刊行物(Occupational Intakes of Radionuclides, OIR)として公開し、他の元素に関する刊行物のドラフト文書はICRPのホームページで公開されている。 そこで、これら刊行物やドラフト文書の与えるデータ等を分析し、今後の内部被ばく防護基準値の見直しで留意すべき課題などを整理した。