2022年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2K05-08] 吸着・分離1

2022年3月17日(木) 10:45 〜 12:00 K会場

座長:宮﨑 康典 (JAEA)

11:30 〜 11:45

[2K08] ケイチタン酸のストロンチウム吸着に及ぼすプロトンの影響

*大橋 利正1,3、可児 祐子1、森 貴宏2、菅野 真貴2、浅野 隆2、杉山 貴彦3 (1. 日立、2. 日立GE、3. 名大)

キーワード:福島第一原子力発電所、水処理、プロトン、ストロンチウム、吸着、イオン交換、pH

福島第一原子力発電所では、地下水や汚染水から放射性核種(Cs-137、Sr-90)を除去するためにケイチタン酸(CST)を充填した吸着塔を用いている。吸着塔は塔出口のSr-90濃度を基準に交換する。CSTのSr吸着性能は、処理対象水中の他カチオンの吸着の影響を受け、このカチオンにはプロトンも含まれる。すなわち、pHは吸着塔の交換周期への影響因子となる。本報告では、CSTのプロトン吸着特性およびpHが及ぼすSr吸着への影響を試験で評価した。