2022年春の年会

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VI. 核融合工学 » 601-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[2L01-04] 核融合炉プラズマ材料相互作用

2022年3月17日(木) 09:45 〜 11:00 L会場

座長:長坂 琢也 (核融合研)

09:45 〜 10:00

[2L01] QUEST装置にてプラズマ曝露したタングステン試料における不純物堆積と水素同位体滞留挙動の壁温度による影響

*平田 詩織1、芦沢 京介1、花田 和明2、吉田 直亮2、大矢 恭久1 (1. 静岡大学、2. 九州大学)

キーワード:タングステン、QUEST、水素同位体滞留挙動

核融合プラズマ対向材料であるタングステン中の水素同位体滞留挙動の解明は、燃料リサイクリングの観点において不可欠である。本研究ではQUEST 2020S/Sキャンペーンと2021S/Sキャンペーンにて行われた長時間放電にタングステン試料を導入した。2020S/Sキャンペーンでは壁温度が200 ℃、2021S/Sキャンペーンでは400 ℃にて長時間放電が行われた。プラズマ曝露された試料表面を透過型電子顕微鏡と走査型電子顕微鏡によって観察し、X線光電子分光法にて化学状態測定を行った。また重水素イオン照射を行った後、昇温脱離法を用いて水素同位体滞留挙動を評価した。発表では、壁温度の違いによって不純物堆積や水素同位体滞留挙動にどのような影響が及ぼされたのか発表する。