2022年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[3D05-08] 実験解析

2022年3月18日(金) 10:45 〜 12:00 D会場

座長:藤田 達也 (規制庁)

11:15 〜 11:30

[3D07] 反跳陽子比例計数管のn-γ弁別がファインマン-α解析に与える影響

*福田 洋之1、佐野 忠史1、左近 敦士1、中嶋 國弘1、後藤 正樹1、神田 峻1、池田 晶一1、松井 康二1、松尾 泰典1、橋本 憲吾1 (1. 近大)

キーワード:近畿大学原子炉、反跳陽子比例計数管、n-γ弁別、Feynman-α解析、階差フィルター

反跳陽子比例計数管を使用したファインマン-α解析を、近畿大学原子炉の臨界状態において実施した。n-γ弁別を行わない場合は、ゲート幅に比例する非相関成分に中性子相関成分が埋もれ、階差フィルターの適用によっても原子炉出力増大とともに中性子相関成分は消失した。前置増幅器出力パルスの立ち上がり時間分布からn-γ弁別を行った場合、非相関成分は大幅に削減され、高出力域であっても、階差フィルターの適用により中性子相関成分を観察することができた。