2022年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[3D09-13] 実験解析手法開発

2022年3月18日(金) 14:45 〜 16:15 D会場

座長:佐藤 駿介 (電中研)

15:15 〜 15:30

[3D11] 燃料間出力相関を考慮した炉外計装による炉心出力分布再構成手法の開発

(5)KUCAを用いた原理検証

*木村 礼1、佐野 忠史2、中居 勇樹1、左近 敦士2、和田 怜志1、中嶋 國弘2、神田 峻2、後藤 正樹2、高橋 佳之3、卞 哲浩3 (1. 東芝ESS、2. 近畿大、3. 京大)

キーワード:炉外計装、状態監視、SMR、小型炉、KUCA

小型モジュラー炉(SMR)やマイクロリアクターの炉外からの状態監視方法として,これまでに燃料間出力相関を取り入れた炉外計装による出力分布再構成手法を提案し,解析による検証およびUTR-KINKIを用いた原理検証を進めてきた.一方でUTR-KINKIを用いた以前の試験条件では出力相関の効果が分かりにくいという課題があった.そこで本研究では出力相関の効果を確認するためにKUCAを用いた試験を実施した.結果,出力相関を取り入れることで制御棒による出力分布の歪みなどを大まかに再現できた一方,出力相関を用いない場合は大きく異なる出力分布が再構成されることが分かった.