2022年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[3H11-14] 廃止措置現場とプロジェクトマネジメント

2022年3月18日(金) 14:45 〜 16:00 H会場

座長:森重 晴雄 (福島事故対策検討会)

15:30 〜 15:45

[3H14] 原子炉施設廃止措置における建屋貫通による解体物搬送ルート整備

*粟谷 悠人1、荒谷 健太1、門脇 春彦1、中村 保之1、石山 正弘1、手塚 将志1 (1. JAEA)

キーワード:ふげん、廃止措置、解体撤去

新型転換炉原型炉ふげんは、2008年の廃止措置計画の認可以降、タービン建屋内の機器・配管等の解体撤去を始めとし、2019年からは原子炉建屋内において原子炉周辺設備の解体撤去に着手し、ふげんの廃止措置を本格化している。 原子炉周辺設備の解体撤去物は約2,000トンを見込んでおり、これらは除染装置や放射能濃度測定装置が設置されているタービン建屋へ搬送する計画である。 原子炉建屋で発生する解体撤去物を効率的にタービン建屋に搬送するため、隣接する原子炉建屋とタービン建屋間に貫通口を設置し、両建屋を通して管理区域内で搬送が完結する解体物搬送ルートを整備した。 本件では、解体物搬送ルートの整備に向けた課題とその対応及び効果等について報告する。