2022年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[3J01-06] SiC1

2022年3月18日(金) 09:30 〜 11:15 J会場

座長:村上 健太 (東大)

09:30 〜 09:45

[3J01] フルセラミックス炉心実現のための防食技術開発

(1)プロジェクト概要

*近藤 創介1、且井 宏和2、下田 一哉3、薄川 隆太郎2、関 航太朗1、Shaofan Lyu1、岩本 空1 (1. 東北大、2. 産総研、3. 物材機構)

キーワード:炭化ケイ素、腐食、被覆、材料強度、照射効果

安全と高効率を両立した次世代軽水炉や、小型モジュール炉などの炉心構造材料へ要件は厳しい。R2年度の原シス事業として採択された本課題では、従来とは全く異なるフルセラミックスによる炉心を見据え、金属を用いない防食技術、つまり、セラミックス構造体の表面改質と構造体へのセラミックス被覆による多重防食技術の開発を目指している。セラミックス・オン・セラミックス被覆は極めて困難であるが、SiC複合材へのアルミナ被覆を産総研のCVD技術を用いて実施し被覆層の緻密化技術基盤を形成する。得られた被覆層自体、そしてその界面を徹底的に調査するのが東北大および物材機構の最先端セラミックス被覆試験技術である。本シリーズ講演ではこれらの成果をまとめて報告する。