[2F15-18] 大規模イベント等のための核セキュリティ技術

[2F15] 大規模イベント等のための核セキュリティ技術開発

(1) プロジェクト概要

*小泉 光生¹、高橋 時音¹、持丸 貴則¹、山口 郁斗¹、山西 弘城²、若林 源一郎²、谷垣 実³、原田 博司³、正木 弘子³、後藤 淳⁴ (1. 日本原子力研究開発機構、2. 近畿大学、3. 京都大学、4. 新潟大学)

キーワード：核セキュリティ、大規模公共イベント、SLAM、UMV、放射線マッピング、中性子検出器

大規模イベント等における核セキュリティ強化を目的として、会場施設及びその周辺に核・放射性物質が持ち込まれた際に、迅速に検知するためのモニタリング技術開発を進めている。イベント会場施設及びその周辺で、放射性物質が持ち込まれたことによる異常を迅速に検知するために、本プロジェクトでは、放射線検出器、測位センサ、ネットワーク機器を搭載した可搬型装置を用いた監視システムの開発を目指している。放射線量及び測定位置を測定できる装置を用いて測定した情報を、ネットワークを通じて取得、集約することにより、広い範囲の放射線状況を随時監視できるシステムを構築する。本発表では、プロジェクトの目的、概要及び可搬型装置を用いた屋外での放射線マッピング試験について説明する。