第60回全日本病院学会

セッション情報

市民公開講座

市民公開講座1
「成長から成熟へ ~生きづらさの処方箋~」

2018年10月6日(土) 13:10 〜 14:40 第1会場 (パレロワイヤルD)

座長:河北博文 (社会医療法人河北医療財団 理事長 / 公益財団法人日本医療機能評価機構 理事長 / 一般社団法人東京都病院協会 会長)

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 本学会は「成熟社会における医・食・住」というテーマで開催されています。わが国の人口動態、日本の文化への関心、そして政治や経済の推移などを考えながら、2025年という年を経て2040年、2050年を視野に入れていく社会創りが大切になりました。70年前からの戦後の高度経済成長時代にデザインされた政策は大きく基本を変えなければなりません。成長という言葉を成熟社会に置き換える必要があります。その成熟社会を充実する中で人はどのように生きていくのでしょうか。高齢者ばかりに視点を置くのではなく、若い世代が健康で安心して育ち、生活を楽しめる社会をデザインしていかなければなりません。現実社会だけではなく仮想社会という2つの場をつなぐことは生きる中で柔軟な技が必要になります。そのための“生きづらさの処方箋”をこの公開講座では考えてみたいと思います。
2010年東京大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター(救命救急)での勤務を経て、ドクターヘリ添乗医、災害派遣医療チームDMAT隊員として救急医療に従事。2015年医療ベンチャー株式会社メドレー、執行役員として勤務。メドレーではAI技術を用いた「症状チェッカー」を開発。2017年アイリス株式会社を創業、AI医療機器の研究開発を行う。産総研AI技術コンソーシアム委員、同AI研究センター研究員、日経ビジネススクール講師(人工知能 担当)、救急科専門医。