第61回全日本病院学会

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人間ドック委員会

人間ドック委員会
医療職のためのこれからの特定保健指導

Sat. Sep 28, 2019 1:40 PM - 3:40 PM 第4会場 (レセプションホール 東)

座長:西昂(公益社団法人全日本病院協会 常任理事/公益社団法人全日本病院協会 人間ドック委員会 委員長/医療法人康雄会 西病院 理事長)
講師:岡田邦夫(特定非営利活動法人 健康経営研究会 理事長/大阪成蹊大学教育学部 教授) ,津下一代(あいち健康の森健康科学総合センター センター長)

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 2008 年度に特定健診・特定保健指導は、内臓脂肪の蓄積に起因する糖尿病などの発症や重症化を予防することを目的に導入されました。本制度は特定健診の結果に基づき、加入者一人ひとりのリスクに応じた対応(情報提供・動機付け支援・積極的支援)を行うものです。本制度により健診データは電子的に標準化され、データの蓄積・分析が可能となりました。
 2014 年3 月、保健事業指針の一部が改正され、すべての健保組合は、健康・医療情報(健診・レセプトデータ)を活用してPDCA サイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業の実施を図るため、保健事業の実施計画(データヘルス計画)を策定し、実施することになりました。 また、「経済財政運営と改革の基本方針2017」、「未来投資戦略2017」などでもデータヘルスの強化が掲げられており、データヘルス計画の仕組みを活用して、健保組合などが効果的に保健事業に取り組むだけでなく、企業の健康経営との連携(コラボヘルス)や、先進的な取組みの横展開が期待されています。
 そこで今回の人間ドック委員会企画では特定非営利活動法人 健康経営研究会 理事長、大阪成蹊大学教育学部 教授の岡田 邦夫先生に「職域における特定保健指導-アウトカムを求める保健指導」、あいち健康の森健康科学総合センター センター長の津下 一代先生に「第3 期に入った特定保健指導~実施率・効果を高めるために」をテーマにご講演いただきます。
 最後に質疑応答も予定していますので、これからの特定保健指導について活発な議論をお願いいたします。
※注 本企画は日本医師会認定産業医研修会として承認(専門2 単位)されております。
※注 本企画は全日病 保健指導士(AJHA ヘルスマネージャー)更新のための単位(2 単位)に該当いたします。