シンポジスト:鈴木健彦 (厚生労働省 医政局 地域医療計画課 課長)
セッション情報
シンポジウム
シンポジウム1
地域医療構想
2019年9月28日(土) 10:40 〜 12:10 第1会場 (センチュリーホール)
座長:神野正博(公益社団法人全日本病院協会 副会長/社会医療法人財団董仙会 理事長) ,
シンポジスト:鈴木健彦(厚生労働省 医政局 地域医療計画課 課長) ,織田正道(公益社団法人全日本病院協会 副会長/社会医療法人祐愛会 織田病院 理事長) ,伊藤伸一(社会医療法人大雄会 理事長)
(学会長からの企画のねらい)
近年、人材不足の問題が極めて大きな経営上の課題となっている。中でも介護職の人材難は製造業の盛んなこの愛知において一層顕著で、勤務内容のハードさゆえの他の業種への流出が少なからずあるため、有効求人倍率は実に6.5 倍超にもなる地方も存在する。
そんな中で今回座長をお願いした愛生館福祉会の小林清彦理事長はこのような事態が到来することをかねてから見通し、様々な人材確保の取り組みを積極的に実施してこられた方である。組織内の教育システムの整備はもちろん、沖縄の高校と協同で優秀な人材確保の流れを確立された上に、ICT、AI を積極的に活用し介護の質を高めつつ施設で働く職員の疲弊をすこしでも減らす取り組みを勧められ、いずれも功を奏している。こうした取り組みはメディアでも大きく取り上げられ、他業種にも影響を与えるようになっている。
そして小林先生がご推薦の元気会の北島先生、HITO 病院の石川先生、おもと会の石井先生についても、いまさらご紹介の必要がないほどの素晴らしいお取組みをされて実績をあげておられる方々である。他ではなかなか知ることができないその卓越した事蹟を知って頂くことは勿論、学会長としては座長や演者の先生方に共通するスタンスが「人への愛」からくるものであることを是非感じ取っていただきたい。働いてくれている職員の皆さんへの愛情、感謝。これがこれからの職場環境作りにおける必須の原動力であると信じている。
このシンポジウムを通して、学会テーマである「医療人のプライド」を各職員のみなさんが十二分に発揮できるような職場環境作りのヒントを得ていただければ幸いである。
シンポジスト:織田正道1,2 (1.公益社団法人全日本病院協会 副会長, 2.社会医療法人祐愛会 織田病院 理事長)
シンポジスト:伊藤伸一 (社会医療法人大雄会 理事長)