2021年度全国大会(第56回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[25]-[29]

2021年11月6日(土) 09:40 〜 11:40 第III会場 (共通講義棟C EL26)

司会:永野 聡(立命館大学)、近藤 早映(三重大学)

09:40 〜 10:00

[25] 立地適正化計画での雪対策関連施策に関する研究

○片桐 仁2、松川 寿也1、中出 文平1 (1. 長岡技術科学大学工学研究科技学研究院 環境社会基盤工学専攻、2. 新潟県庁)

キーワード:コンパクトシティ、立地適正化計画、誘導施策、居住誘導区域、豪雪地帯、雪対策

豪雪地帯の都市の立適には、雪対策を誘導施策とする計画があるが、各都市が実効性をもって位置付けているかは議論の余地がある。本研究では誘導施策に雪対策を位置付けた18都市のうち異なる雪対策を掲げた6都市を取り上げ、ヒアリング調査により位置づけた過程を明らかにする。また、空間分析により誘導施策としての実態と課題を明らかにし、今後の雪対策に示唆を与えることを目的とする。
誘導施策として雪対策を位置付ける際に、雪対策部門と差別化を検討した都市もあったが、都市計画部門の判断のみで誘導施策に雪対策を位置付けた都市も見られた。誘導施策として雪対策を検討する際には、雪対策部門と実効力があるか協議したうえで位置付けるべきである。