2021年度全国大会(第56回論文発表会)

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Reports of CPIJ

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Sat. Nov 6, 2021 3:30 PM - 5:15 PM 第I会場 (共通講義棟C EL15)

司会:沼田 麻美子(東京工業大学)

4:15 PM - 4:30 PM

[204] Changing perceptions and conservation policies on agricultural lands remaining in Japanese mid-sized cities

Seiji Tange1, Keisuke Sakamoto1, Takahiro Yamazaki2, Akiko Iida1, Makoto Yokohari1 (1.The University of Tokyo, 2.Kobe Design University)

Keywords:農地保全、都市農業、地方自治体、生産緑地

本研究は、地方圏において生産緑地制度が運用されている13の自治体を対象として、市街化区域農地に対する価値認識がいかに変化し、生産緑地指定の拡がりへと繋がって来たかを明らかにした。研究の結果、市街化区域農地における課税負担額の増大が引き金になり、地方圏でも生産緑地指定が拡がり始めたことがわかった。また、そうした経済的要因だけではなく、2015年の都市農業振興基本法の制定を機運として、「防災協力用地」「食農体験の場」など市街化区域農地に新たな役割・価値づけを付与する動きの中で、生産緑地指定が拡がっていることもわかった。