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[52] 名古屋市の拠点エリアにおけるウォーカブルな空間デザイン要件の導出
-GPSデータとアンケート調査を用いて
キーワード:ウォーカブル、空間デザイン、GPSデータ
新型コロナを契機として、屋外などゆとりある空間での活動が求められており、都市のウォーカブルな空間はより一層重要性が高まっている。ウォーカブルを具体的な施策に落とし込むためには、どこを整備するか、どんな整備をするかの検討が必要である。そこで本研究では、都市の拠点エリアを対象に、歩行行動のGPSデータと歩行意識のアンケート調査を組み合わせて、顕在的と潜在的な選好を踏まえてウォーカブルな空間デザイン要件を導出するプロセスについて提案する。まず、名古屋の拠点エリアの1つである金山地区を対象にGPSデータを分析し、道路ネットワークにおける歩行利用の実態について分析した。続いて、アンケート調査の結果から、属性別の歩行空間に対するニーズを抽出した。最後に、金山の将来ビジョンとして、道路の空間特性と属性別に異なるニーズを踏まえ、ウォーカブルな空間デザイン要件を導出するプロセスを具体化した。