2021年度全国大会(第56回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[48]-[53]

2021年11月6日(土) 09:40 〜 12:00 第V会場 (共通講義棟C EL43)

司会:氏原 岳人(岡山大学)、小嶋 文(埼玉大学)

11:40 〜 12:00

[53] 地域差とコロナ前後の比較によるサードプレイスと幸福感の関連性の研究

橋本 成仁1、○今村 陽子2、海野 遥香3、堀 裕典1 (1. 岡山大学学術研究院環境生命科学学域 、2. 岡山大学大学院環境生命科学研究科、3. 東京理科大学理工学部土木工学科)

キーワード:サードプレイス、幸福感、新型コロナウイルス

近年、「サードプレイス」という概念が浸透してきている.サードプレイスとは,家と職場以外の第3の居場所とされ,1989年に孤独感やコミュニティの欠如などの課題を低減させるためにその必要性が提唱された.また,コロナによる影響により,サードプレイスの利用形態が変化していると考えられ,それは都会と地方の地域差も大きいと考えられる.そこで本研究では,東京と地方でサードプレイスを持つことと幸福感の関連性,またコロナ前後の比較をし,その関連性の違いを明らかにすることを目的とする.結果として,コロナ前の東京と地方では,サードプレイスの保有率や交通手段,幸福感,コロナ前後の幸福感の変化に関して違いが見られ,サードプレイスの有無と幸福感の関連性は,現在の東京では見られなかったが,コロナ前の東京とコロナ前と現在の地方にて関連性があることが示された。