講演番号[60]-[65]

[61] 購買環境に対する主観的評価と意識・行動の関連性

－レトロスペクティブ調査を通じた20年前からの比較

○岡野 圭吾¹、清水 宏樹²、谷口 守² (1. 中央復建コンサルタンツ株式会社、2. 筑波大学大学院)

キーワード：生活スタイル、性格、遡及調査、買い物環境、主観的評価

購買環境に関する議論が多く実施されている．購買環境はアクセシビリティの観点から評価されることが多いが，購買環境をどう捉えるかはあくまで個人の主観に基づく．そのため，このような主観的評価に基づく満足度の向上が求められる．しかしながら，購買環境に対する主観的評価は個人に依存するため定量的把握が難しく，主観的評価に関する研究は少ない．そこで本研究では，主観的評価が高い人・低い人の特徴を把握するため，意識や行動との関連性について分析する．分析により以下のことが示された．1)20年前では，何を重視しているかによらず，百貨店利用者の満足度が高かった．2)購買環境に対する満足度は，個人の内面的な特性と比較して，地域環境との関係が強い．