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[79] 韓国・台湾の法整備における都市計画・建築法令分離の背景に関する研究
キーワード:植民地、韓国、台湾、満州国、中華民国
本研究は,第二次大戦後の韓国・台湾の法整備における都市計画と建築の分離の背景を分析した。日本の建築基準法が移入されたため,韓国の都市計画法と建築法は分離した。台湾を統治した中華民国では、既存の都市計画法と建築法が機能していて、台湾都市計画令はそれらの施行令として運用された後,法整備の過程で既存の法体系に吸収された。本研究は,都市計画・建築法令の統合や分離という形態のみを以て優劣を論ずることには限界がある,と結論した。