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[88] 流域圏分析に基づく埼玉県荒川中・下流域右岸域のグリーンインフラの特質と計画論に関する研究
キーワード:グリーンインフラ、流域圏プランニング、水循環、荒川流域、首都圏広域緑地計画
本研究は、首都圏における水循環広域グリーンインフラ(以下、GIと略して表記する)のの構築に向けて小流域圏分析を導入し、GIの特質を明らかにし、計画論の構築に向けた検討を行ったものである。対象は、埼玉県荒川中・下流域右岸エリアとした。国土数値情報の「流域界・非集水域データ」(1/25000地形図より水系界を判読したデータ)を使用し、流域圏を区分した。その結果、対象地の流域圏は144ヵ所となった。
水循環に関わるGI分析の軸として、雨水浸透能、雨水貯留量、湧水の三点を据え、144ヵ所の小流域圏の分析を行った。次いで、GIの有する質と潜在的特性を明らかにするため、広域スケールに対応する自然立地単位の導入を行った。これらの分析を踏まえて、流域圏を12の類型に分析することができた。これを踏まえて、ランドスケープ・エコロジーに基ずく、マトリクス・コリダー・コアの概念を導入し、既存の法適用、関連上位計画を踏まえて、水循環GIの構造を明らかにし、水循環GI計画の提示を行った。
水循環に関わるGI分析の軸として、雨水浸透能、雨水貯留量、湧水の三点を据え、144ヵ所の小流域圏の分析を行った。次いで、GIの有する質と潜在的特性を明らかにするため、広域スケールに対応する自然立地単位の導入を行った。これらの分析を踏まえて、流域圏を12の類型に分析することができた。これを踏まえて、ランドスケープ・エコロジーに基ずく、マトリクス・コリダー・コアの概念を導入し、既存の法適用、関連上位計画を踏まえて、水循環GIの構造を明らかにし、水循環GI計画の提示を行った。