講演番号[120]-[125]

[124] 自家用車の非所有者に着目したライドシェア導入の自家用車保有意識に与える影響分析

○Dang Chi Anh¹、橋本 成仁²、堀 裕典² (1. 岡山大学大学院環境生命科学研究科、2. 岡山大学学術研究院環境生命科学学域)

キーワード：ライドシェア、利用者の評価、外出行動、自家用車の保有意識

ベトナムの首都ハノイでよく利用されている交通手段はバイクであるが、所得水準の向上に伴って自動車保有台数も増加する傾向にある。近年，世界各国でライドシェアが導入され，注目を集めている。ベトナムの都市でも導入が進み，新たな交通手段として定着しつつある。しかし、ライドシェア利用が自家用車保有意識に与える影響を明らかにした研究はみられない。そこで本研究では、ハノイを対象として、自家用車非所有のライドシェア利用者に対する評価を明らかにするとともに、ライドシェア利用が利用者の外出や自家用車保有意識に与える影響を考察した。分析の結果、ライドシェア導入が自家用車の非所有者の外出に大きく影響を与えており、また自家用車が必要なくなったと思い回答者は約5割と明らかになった。