2021年度全国大会(第56回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[126]-[132]

2021年11月7日(日) 09:20 〜 12:00 第VI会場 (共通講義棟C EL44)

司会:武田 裕之(大阪大学)、清水 裕子(畿央大学)、籔谷 祐介(富山大学)

09:20 〜 09:40

[126] 2つの都心を持つ都市における都心の機能分担とその変化に関する研究

-産業別の事業所数に着目して

○土屋 泰樹1、中井 検裕1、沼田 麻美子1、坂村 圭1 (1. 東京工業大学)

キーワード:都心、地価、事業所立地、再開発

複数の都心を持つ都市(以下、二心都市)においてはどちらの都心にどのような機能を集積させるかが課題であり、これまでの大型開発や交通インフラの整備をきっかけとした機能集積の変化の実態を明らかにしたうえで、二心都市に適した都市の計画やマネジメントの手法を検討していく必要がある。そこで本研究では地方中枢都市を対象として、都心の数を調査したうえで、産業別の事業所数の変化や計画や自治体の誘導策を調査し、都心間の機能分担の変化を明らかにした。その結果、多くの都市で機能が同化しつつあることが分かった。また、都市によって機能分担の方向性に違いがあるものの、自治体が計画策定や大型開発における協議の中で機能を誘導していたことが明らかになった。