2021年度全国大会(第56回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[126]-[132]

2021年11月7日(日) 09:20 〜 12:00 第VI会場 (共通講義棟C EL44)

司会:武田 裕之(大阪大学)、清水 裕子(畿央大学)、籔谷 祐介(富山大学)

10:00 〜 10:20

[128] コロナ禍を境とした人口動態の変化と居住地選択の意向変化に関する研究

-愛知県豊田市をケーススタディとして

○坪井 志朗1、三村 康広2、山崎 基浩2、鈴木 雄2、西堀 泰英3 (1. 豊橋技術科学大学 建築・都市システム学系、2. 公益財団法人 豊田都市交通研究所、3. 大阪工業大学)

キーワード:人口動態の変化、居住地選択意向の変化、新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの感染防止による新しい生活様式によって、テレワークやオンライン会議が普及し、職場と居住地が必ずしも近くにある必要はなくなる等、我々の暮らしを大きく変えている。地方都市や郊外地域の居住意向が向上し、職場にとらわれない居住選択ができるようになった一方、地方都市移住や田舎暮らしを適切な地域に誘導しなければ、単なる都市のスプロールとなり、都市の広域化が懸念される。本研究では、愛知県豊田市をケーススタディとして、コロナ禍における地方都市の人口動態の変化と居住地選択の意向変化を分析した。その結果、人口動態について転入者数の減少により人口減少へとなっていること、コロナ禍前後で居住地選択の考え方が変わっていることが指摘できた。