2023年度全国大会(第58回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[75]-[82]

2023年11月12日(日) 09:00 〜 11:50 第I会場 (A棟 G19教室)

司会:本間 裕大(東京大学)、田中 健一(慶應義塾大学)、関口 達也(京都府立大学)、沖 拓弥(東京工業大学)

10:30 〜 10:50

[79] 相続時調査データによる相続と空き家発生との関係分析

○阿部 くらん1、藤巻 米隆2、小西 弘樹2、宇佐美 朋香2、大澤 義明1 (1. 筑波大学、2. 株式会社ルリアン)

キーワード:相続、空き家、人口移動、自治体またぎ、ロジスティック回帰

国土交通省の平成26年度調査によると,空き家の半数以上が相続によって発生しているという.深刻化する空き家問題に対処するため,本稿では相続データを体系的に整理し,日本国内で相続がどの程度空き家を発生させているかを空間的に分析することを目的とする.まず,潜在的な空き家の発生率と,全国の空き家調査で示される現在の空き家率の関係を明らかにする.次に,相続属性に関して,クロス分析やロジスティック回帰分析を行い,空き家を発生させやすい相続と建物の特性を把握する.